医療の意思決定に、あなたの想いは届いていますか?
病気や治療と向き合うとき、何を大切にしたいかは一人ひとり異なります。
家族との時間、仕事や学業、自分らしい暮らし、将来への希望。
医療の選択には、病気の状態を踏まえた医学的な情報だけでなく、その人自身の価値観や希望、生活状況も深く関わっています。 だからこそ、患者さん・ご家族を含むすべての生活者が、必要なときに自らの想いや価値観を伝え、医療従事者と対話を重ねながら、ともに考えることが大切です。
このように、患者さん・ご家族と医療従事者が一緒に考えながら意思決定を行う考え方は、Shared Decision Making(SDM:共同・共有意思決定)とも呼ばれています。
「ともに考え、決める」医療とは?
医療従事者は、病気や治療に関する専門的な知識を持っています。
一方で、患者さん・ご家族は、自分自身の生活や価値観、大切にしたいことを知っています。
「ともに考え、決める」医療とは、患者さん・ご家族と医療従事者が、それぞれの知識や経験を持ち寄り、ともに医療に関する意思決定を行うプロセスです。
医学的な情報と、その人にとって大切なことの両方を共有しながら対話を重ね、一人ひとりに合った選択を考えていきます。
これは「患者さんだけが決めること」でも、「医療従事者だけが決めること」でもありません。
患者さん・ご家族と医療従事者が、対等なパートナーとして協力しながら意思決定を行う考え方です。
なぜ、「ともに考え、決める」ことが重要なのでしょうか?
医療の進歩により、治療や療養に関する選択肢は大きく広がっています。
しかし、「医学的に最適な選択」が、必ずしもすべての人にとって「最良の選択」とは限りません。
たとえ同じ病気であっても、大切にしたいことや置かれている状況は人それぞれです。
だからこそ、医療に関する意思決定では、病気や治療のことだけでなく、その人の暮らしや価値観、希望、生活状況などについて話し合うことも大切です。
何を大切にしたいかによって、納得できる選択は変わるかもしれません。
治療効果を優先したい |
家族との時間を大切にしたい |
自分らしい生活を維持したい |
仕事や学業を続けたい |
副作用とのバランスを重視したい |