ノバルティス ファーマ、慢性骨髄性白血病(CML)患者さんの声を医療者につなぎ、自分らしくがん治療と向き合える環境づくりを推進
プレスリリース
報道関係各位
ノバルティス ファーマ株式会社
CML患者さん・ご家族のためのフォーラムを共催、がん治療の「我慢」を医療者に伝えるための工夫や薬剤師の役割を共有
- ノバルティス ファーマは、CML患者さん・ご家族のためのフォーラムを共催。患者さん・医師・薬剤師が一堂に会し、治療に伴う不調や生活上の困りごとを医療者に伝えるための工夫や、患者さんの声を受け止める医療者の役割について議論
- ノバルティス ファーマは、薬局薬剤師による服薬フォローと血液内科医への共有を推進する「CML-PATH」や、症状やQoLへの影響を可視化し、医療者とのコミュニケーションを支援する「CML QoL Tracker」などを通じ、患者さんの希望や価値観を踏まえた治療選択を支援する環境づくりを推進
ノバルティス ファーマ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジョンポール・プリシーノ、以下「ノバルティス ファーマ」)は、慢性骨髄性白血病(CML)の患者さん一人ひとりが、生活の質(QoL)を大切にしながら、自分らしく治療と向き合える環境づくりに取り組んでいます。その一環として、2026年10月31日(土)、慢性骨髄性白血病(CML)患者・家族の会「いずみの会」(以下「いずみの会」)、日本調剤グループの株式会社日本医薬総合研究所(以下「日本医薬総合研究所」)と共催で、「CML患者さん・ご家族のためのフォーラム2026」(以下「本フォーラム」)を開催しました。
本フォーラムでは、患者さん・医師・薬剤師が登壇し、治療に伴う困りごとや希望を医療者に伝えるための工夫や、患者さんの声を治療に生かすための支援について議論しました。ノバルティス ファーマは今後も、CMLとともに生きる患者さんが自分らしい生活を大切にしながら治療と向き合える環境づくりを推進します。
1.背景:長期生存が可能となったCML、生存のその先にある『自分らしい生活』を目指す時代へ
治療の進歩により、CMLは長期生存が可能となった一方、治療とともに長く生活していくからこそ、副作用や仕事への影響、経済的負担など、治療効果だけでは捉えきれないQoLの課題にも目を向けることが重要になっています。実際、2021年にいずみの会が実施した患者調査※1では、検査や治療で重視していることとして、「副作用」や「経済的負担」などが挙げられました。さらに5年後の2026年の「CML患者体験調査」※2でもなお、「医療費」や「治療の副作用による仕事への影響」が困りごととして最多であり、引き続き重要な課題といえます。また、医師からの説明に満足している患者さんは83.5%に上る一方、説明を受けた内容では「副作用」(16.2%)「今後の生活」(2.3%)「治療費の目安」(2.6%)といったQoL改善に関わる内容の説明を受けた割合は低く、QoLを向上させ自分らしい生活をおくる希望について、まだ十分に対話できていない現状も見えています。
昨今、CMLでは薬を休止した後も寛解を維持している「無治療寛解(TFR)」が新たな治療目標の一つにもなっています。こうした治療目標を実現するためには、患者さんがQoLを大切にして治療を続けていく必要があり、そのために、患者さんが日々の困りごとや希望を整理し、医師や薬剤師などの医療者と共有できる環境づくりが重要です。
2.CML患者さん・ご家族のためのフォーラム2026:患者さんの「我慢」を声に変える
10月31日に開催した本フォーラムは、2部構成で開催されました。まず第一部「CML治療の現在と未来」では、秋田大学医学部附属病院 血液内科 教授の髙橋直人先生より、CML治療の進歩と、QoLを重視した患者さんとの共同意思決定(SDM)の重要性についてご講演いただきました。次にいずみの会の河田純一さんより最新のCML患者体験調査結果を紹介いただきました。
第二部「より良いCML治療を実現するために」では、まず日本調剤 柏の葉公園薬局の渡辺富美子先生に、患者さんの服薬や生活を支える薬局薬剤師の役割について解説いただきました。続くクロストークでは、髙橋先生、渡辺先生、河田さん、患者の大久保聡美さんが、治療に伴う困りごとや不安を医療者に伝える工夫について議論しました。河田さんは、患者さんが自身の我慢や困りごとを言葉にする難しさを指摘し、体調の変化や生活上の困りごとを記録・可視化することで、医師や薬剤師に自身の状況を具体的に伝えやすくなることを紹介しました。また、髙橋先生からは、検査数値だけでは把握できない日々の体調変化や生活の質(QoL)への影響を患者さん自身が伝えることが、より良い治療をともに考えるきっかけになると説明しました。さらに、渡辺先生からは診察室では伝えきれなかった困りごとを薬局薬剤師に相談できることや、日々の服薬状況などの記録を共有することで、患者さんの状況をより具体的に把握し、支援につなげられることが紹介されました。
3. 患者さんの声を医療につなぐ、ノバルティス ファーマの取り組み
ノバルティス ファーマは20年以上にわたりCML領域に携わり、治療薬の開発・提供に加え、患者さんのQoL向上を支える環境づくりに取り組んできました。
2025年には日本調剤株式会社およびグループ会社である、日本医薬総合研究所と共同プロジェクト「患者サポートプログラム CML-PATH」を開始し、薬局薬剤師が患者さんの困りごとを把握し、血液内科医へ共有する体制づくりを支援しています※3。また、患者さんが症状や生活への影響を整理し、医療者との対話に活用できるWebツール「CML QoL Tracker」※4を提供しています。
今後も医療従事者や患者団体などとの連携を通じて、患者さんの困りごとや希望を治療方針の検討につなげ、一人ひとりが自分らしくCMLと向き合える環境づくりを推進してまいります。
ノバルティス ファーマ株式会社について
ノバルティス ファーマ株式会社は、スイス・バーゼル市に本拠を置く革新的医薬品のグローバル製薬企業、ノバルティスの日本法人です。ノバルティス ファーマは、より充実した健やかな毎日のために、「ともに、医薬の未来を描く」を追求しています。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.co.jp
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※1:いずみの会実施、2021年慢性骨髄性白血病患者調査報告書 https://www.izumi-cml.jp/pdf/2021_CMLsurvey_izumi.pdf
※2:東京大学医科学研究所、神戸大学大学院医学研究科、日本医薬総合研究所によるCML患者体験調査。2026年9月18日までに回収した352件に基づく中間速報値。
※3:2025年8月28日発表「ノバルティスと日本調剤グループ、慢性骨髄性白血病治療効果とQOLの向上を目指した共同プロジェクトを開始 ― がん治療の『我慢』に寄り添う治療環境を共創」https://www.novartis.com/jp-ja/news/media-releases/prkk20250828
※4:医療専門家、国際的なCML患者ネットワーク(CML Advocates Network)の代表者からなる運営委員会、慢性骨髄性白血病(CML)患者・家族の会 いずみの会の協力にて作成。CML Trackerサイト:https://www.gan-kisho.novartis.co.jp/cmlstation/continuous-treatment/communicate
以上