Nov 07, 2022

プレスリリース

報道関係各位

ノバルティス ファーマ株式会社

この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2022年10月25日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.comをご参照下さい。

  • 第3四半期の売上高は、実質ベース1 4%増(米ドルベース 4%減) 
    • イノベーティブ メディスン(IM)の売上高は、実質ベース 4%増(米ドルベース 3%減)となり、エンレスト(実質ベース 31%増)、ケシンプタ(実質ベース 172%増)、Kisqali(実質ベース 49%増)、コセンティクス(実質ベース 7%増)、Pluvicto(80百万米ドル)などの主要成長ブランドが好調
    • サンドの売上高は、実質ベース 4%増(米ドルベース 7%減)となり、バイオ医薬品の成長継続が寄与
  • 第3四半期のコア1営業利益は、実質ベース5%増(米ドルベース 4%減)となり、主に売上高の伸びが寄与;IMのコア売上高営業利益率は38.1%に上昇(1.0ポイント増)
  • 第3四半期の営業利益は、実質ベース 23%減(米ドルベース 33%減)となり、主に減損費用および事業再編費の増加の影響を受ける。純利益は、実質ベース 33%減(米ドルベース 43%減)となり、ロシュ社からの収益の影響を除くと27%減(実質ベース)2。フリーキャッシュフローは、42億米ドル(米ドルベース 6%減)
  • 第3四半期のコアEPSは、実質ベース 1%増(米ドルベース 8%減)の1.58米ドル;ロシュ社からのコア収益の影響を除いたコアEPSは、10%増(実質ベース)
  • 2022年1-9月期の売上高は実質ベース 5%増(米ドルベース 1%減)、コア営業利益は実質ベース 6%増(米ドルベース 1%減)となり、力強い業績を達成:
    • イノベーティブ メディスンの売上高は実質ベース 5%増(米ドルベース 1%減)、コア営業利益は実質ベース 6%増(米ドルベース 1%減)
    • サンドの売上高は実質ベース 6%増(米ドルベース 3%減)、コア営業利益は実質ベース 5%増(米ドルベース 2%減)
  • 発表済みの最大で150億米ドルの自己株式購入を継続;76億米ドル分が未実施
  • サンドの事業を分離し、完全に独立した会社設立の方針を発表し、これに伴い、ノバルティスはイノベーティブ メディスン事業に完全にフォーカスした真のイノベーティブ メディスン カンパニーに
  • 第3四半期のイノベーションにおける主なマイルストーン:
    • セムブリックスのフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)慢性骨髄性白血病の成人患者への適応がEUで承認される
    • Iptacopanが、第III相APPLY-PNH試験において抗C5抗体療法よりも臨床的に意義のある優越性を示す(10月)
    • コセンティクス 化膿性汗腺炎に関するピボタル第III相臨床試験(SUNSHINE試験およびSUNRISE試験)において、肯定的な結果を示す
  • ノバルティス グループの2022年通期業績予想(売上高およびコア営業利益の一桁台半ばの成長率)を確認。サンドの通期業績予想を、売上高は一桁台前半から半ばの成長率(これまでの予想:一桁台前半の成長率)、コア営業利益は一桁台前半の成長率(同:前年比ほぼ横ばい)に上方修正

2022年10月25日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハンは、2022年第3四半期の業績について、次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、堅調な第3四半期の業績を達成し、1-9月期の業績も好調となりました。潜在的に数10億米ドルの売上高が期待される上市済みの6つの成長製品(コセンティクス、エンレスト、ゾルゲンスマ、Kisqali、ケシンプタ、Leqvio)の売上高は、第3四半期に23%拡大し、今ではイノベーティブ メディスンの売上高全体の33%を占めています。Pluvictoおよびセムブリックスの上市は順調に進んでおり、より早期の治療段階における試験データの入手も期待されます。ノバルティスは、サンドの完全分離計画を発表し、これに伴い欧州でナンバーワンのジェネリック医薬品企業ならびにバイオシミラーの世界的リーダーが誕生する予定です。ノバルティスは、「5つのコア疾患領域」「技術プラットフォーム」「優先地域」「付加価値が高く充実したパイプライン」に支えられたイノベーティブ メディスン事業にフォーカスした真のイノベーティブ メディスン カンパニーとしての新たな戦略を通じた、今後の成長と利益率向上の達成を確信しています」 

主要数値1

第3四半期(7~9月)

  2022年
第3四半期

百万米ドル
2022年
第3四半期
2021年
第3四半期
百万米ドル
前年同期比(%)
米ドルベース
前年同期比(%)
実質ベース
売上高 12 543   13 030 -4 4
営業利益 2 168   3 233 -33 -23
純利益 1 575   2 758 -43 -33
1株当たり
純利益(EPS)
0.73   1.23 -41 -31
フリーキャッシュ
フロー
4 169   4 423 -6  
コアベース
営業利益 4 282   4 467 -4 5
純利益 3 419   3 830 -11 -2
1株当たり
純利益(EPS)
1.58   1.71 -8 1

 

1-9月期

  2022年
1-9月期

百万米ドル
2022年
1-9月期
2021年
1-9月期
百万米ドル
前年同期比(%)
米ドルベース
前年同期比(%)
実質ベース
売上高 37 855   38 397 -1 5
営業利益 7 248   9 127 -21 -13
純利益 5 489   7 712 -29 -20
1株当たり
純利益(EPS)
2.50   3.44 -27 -19
フリーキャッシュ
フロー
8 393   10 255 -18  
コアベース
営業利益 12 635   12 769 -1 6
純利益 10 101   10 959 -8 -1
1株当たり
純利益(EPS)
4.60   4.88 -6 2
  1. 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRSに準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の49ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
  2. ロシュ社を除いた2022年第3四半期ならびに2022年1-9月期の主要数値の表は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の8ページに、2021年に実施されたロシュ社株式の売却による影響を除いた調整後の2021年のIFRSベースの業績、ならびにIFRSに準拠しないコアベースの業績およびフリーキャッシュフローは、57ページに記載されています。
  3. 業績予想の前提条件に関するガイダンスの詳細は、7ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧下さい。

免責事項

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。

ノバルティスについて

ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の8億人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約11万人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は140カ国以上におよびます。詳細はホームページをご覧ください。
https://www.novartis.com

以上

プレスリリース全文はPDFファイルをご参照下さい。(PDF 563KB)