Feb 09, 2024

 

プレスリリース

報道関係各位

この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2024 年1 月31 日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.com をご参照下さい。

​2023 年通期(継続事業2

  • 売上高は10%増(実質ベース、米ドルベース 8%増)、コア営業利益は18%増(実質ベース、米ドルベース 11%増)
  • エンレスト(実質ベース 31%増)、ケシンプタ(実質ベース 99%増)、Kisqali(実質ベース 75%増)、Pluvicto(実質ベース 261%増)およびセムブリックス(実績ベース179%増)の継続的で堅調な業績が、主に成長を牽引
  • 営業利益は39%増(実質ベース、米ドルベース 23%増)、純利益は62%増(実質ベース、米ドルベース 42%増)。継続事業のフリーキャッシュフローは、132 億米ドル(米ドルベース 9%増)
  • 1 株当たり純利益(EPS)は、70%増(実質ベース、米ドルベース 49%増)の4.13 米ドル。コアEPS は、25%増(実質ベース、米ドルベース 18%増)の6.47 米ドル


2023 年第4 四半期(継続事業)

  • 売上高は10%増(実質ベース、米ドルベース 8%増)、コア営業利益は13%増(実質ベース、米ドルベース 5%増)
  • エンレスト(実質ベース 26%増)、Kisqali(実質ベース 76%増)、ケシンプタ(実質ベース 73%増)、コセンティクス(実質ベース 21%増)、Pluvicto(実質ベース 53%増)が、売上高の伸びを主に牽引
  • 2023 年第4 四半期の研究開発面での主なマイルストーン:
    • Fabhalta/Iptacopan – 治療歴のある患者と治療歴のない患者の両方に対して発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の治療薬としての適応がFDA に承認される
    • コセンティクス – 中等症から重症の化膿性汗腺炎(HS)の成人患者への適応がFDAに承認される
    • コセンティクス – 3 つの適応症(関節症性乾癬炎、強直性脊椎炎、X 線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎)に対する静注製剤がFDA に承認される
    • Iptacopan – IgA 腎症の患者を対象とした第Ⅲ相APPLAUSE-IgAN 試験において、主要評価項目を達成
    • Atrasentan - IgA 腎症の患者を対象とした第Ⅲ相ALIGN 試験において、主要評価項目を達成
    • Iptacopan – C3 糸球体症患者を対象とした第Ⅲ相APPEAR-C3G 試験において、主要評価項目を達成
    • セムブリックス – 第Ⅲ相ASC4FIRST 試験において、慢性期のフィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病(Ph+ CML-CP)の一次治療薬として主要評価項目を達成(1月)
       

配当、2024 年通期業績予想、中期業績予想の修正

  • 2023 年の年間配当金は、3.1%増の1 株当たり3.30 スイスフランを提示
  • 2024 年通期業績予想3 – 売上高は一桁台半ばの成長率、コア営業利益は一桁台後半の成長率を予想
  • 中期業績予想の修正 – 売上高の2023 年から2028 年の年平均成長率(CAGR)は5%増(実質ベース)、コア営業利益率は2027 年までに約40%に拡大を予想


2024 年1 月31 日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEO のヴァス・ナラシンハンは、2023 年通期の業績について、次のようにコメントしています。
「ノバルティスは、革新的医薬品に特化した医薬品企業への戦略的転換を完了し、持続的な株主価値創出への飽くなき追求を続けています。第4 四半期および通期に、売上高、純利益ともに力強い二桁の成長を達成するなど、強固な業績を継続しています。昨年1 年間で、売上高の大きな伸びが期待されるプロジェクトで10 件の肯定的な第III 相臨床試験データを入手しました。主な成長製品の非常に堅調な業績や豊富なパイプラインは、中期業績予想(売上高:2023~2028 年のCAGR 実質ベース 5%増;コア営業利益率:2027 年までに約40%に拡大)に対するノバルティスの自信の根拠となっています。

主要数値1

第4 四半期(10~12 月)

継続事業2

2023 年
第4 四半期

2022 年
第4 四半期

前年同期比(%)

百万米ドル

百万米ドル

米ドルベース

実質ベース

売上高

11 423

10 576

8

10

営業利益

2 582

1 755

 47

68

純利益

2 638

1 315

101

130

1株当たり純利益(EPS

(米ドル)

(米ドル)

 

1.29

0.62

108

140

フリーキャッシュフロー

2 141

3 462

-38

 

コアベース

 

営業利益

3 821

3 645

5

13

純利益

3 126

2 963

 6

11

1株当たり純利益(EPS

(米ドル)

(米ドル)

 

1.53

1.39

10

16

通期(1~12 月)

継続事業2

2023 年
通期

2022 年
通期

前年同期比(%)

百万米ドル

百万米ドル

米ドルベース

実質ベース

売上高

45 440

42 206

8

10

営業利益

9 769

7 946

23

39

純利益

8 572

6 049

42

62

1株当たり純利益(EPS

(米ドル)

(米ドル)

 

4.13

2.77

49

70

フリーキャッシュフロー

13 160

12 123

9

 

コアベース

 

営業利益

16 372

14 794

11

18

純利益

13 446

11 946

 13

19

1株当たり純利益(EPS

(米ドル)

(米ドル)

 

6.47

5.48

18

25

1実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRS に準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の49 ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載のある場合を除き、すべて前年同期に対するものです。2要約版業績報告書(英文オリジナル版)の37 ページに記載されるとおり、継続事業には、イノベーティブ メディスン事業部門ならびに継続事業の企業活動からなるノバルティスに残る事業活動が含まれ、非継続事業には、サンドの業績が含まれます。3業績予想の前提条件に関する詳細は、7 ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧ください。

戦略アップデート

事業の集中

2023 年、ノバルティスは、革新的医薬品に特化した医薬品企業への転換を完了しました。ノバルティスは、4 つのコア疾患領域(循環器・腎臓・代謝、イムノロジー、中枢神経、オンコロジー)に明確に焦点を合わせ、この4 つの疾患領域のそれぞれに、負担が大きい疾患に対する治療薬であり、大きな成長の可能性を持つ複数の上市済みならびに開発中の製品を持っています。また、ノバルティスは、既存の2 つの技術プラットフォーム(化学、バイオ医薬品)に加え、新たに3 つのプラットフォーム(遺伝子・細胞療法、放射線リガンド療法、xRNA)の研究開発力および生産規模の拡大に、優先的かつ継続的に投資しています。地理的な面では、優先地域である米国、中国、ドイツ、日本での成長にフォーカスしています。

優先課題

  1. 成長を加速:付加価値の高い医薬品(新規化合物)供給への注力を新たにするとともに、すべてのコア疾患領域での豊富なパイプラインを背景とした優れた上市活動にフォーカス
  2. 株主への還元:卓越した事業運営と財務業績の改善を継続。資本配分における規律と株主中心の維持、ならびに資金生成と、資本の柔軟性を支える強力な資本構成の実現
  3. 基盤の強化:社員の持つ力の活用、データサイエンスおよび技術の規模拡大、社会との信頼関係構築の継続
     

財務業績

2023 年9 月15 日の株主によるサンドの独立の承認後、ノバルティスは、当期ならびに過去の会計年度の連結業績報告書を“継続事業”と“非継続事業”に分けて報告しています。

継続事業には、イノベーティブ メディスン事業部門ならびに継続する企業活動からなるノバルティスに残る事業が含まれます。非継続事業には、サンド事業部門およびサンドの事業に関連する一部の企業活動、さらに、独立に関わる特定の費用が含まれます。

サンドの事業の独立に伴い、ノバルティスは、グローバルに事業を展開する一つのセグメントとして事業の運営を行い、革新的医薬品に集中した企業となります。

この後の説明は、継続事業に関するものです。また、主にサンドとその関連の企業活動からなる非継続事業についての情報も提供しています。

継続事業

2023 年第4 四半期(10~12 月)

2023 年第4 四半期の売上高は、販売量の13 ポイントの伸びに牽引され、114 億米ドル(8%増、実質ベース 10%増)となりました。ジェネリック医薬品との競合によるマイナス影響は3ポイント、価格低下による影響はありませんでした。

営業利益は、販管費ならびに研究開発費の上昇により一部相殺されるも、売上高の増加および事業再編費の減少が主な要因となり、26 億米ドル(47%増、実質ベース 68%増)となりました。

純利益は、主に営業利益の増加ならびに経常外の税率の低下により、26 億米ドル(101%増、実質ベース 130%増)となりました。1 株当たり純利益(EPS)は、発行済み株式数の加重平均値の減少が寄与し、1.29 米ドル(108%増、実質ベース 140%増)となりました。

コア営業利益は、販管費および研究開発費の増加により一部相殺されるも、売上高の増加が主な要因となり、38 億米ドル(5%増、実質ベース 13%増)となりました。米ドルベースのコア営業利益の成長率は、12 月中旬のアルゼンチンでの通貨切り下げの影響に伴い2 ポイント低下1しました。売上高営業利益の成長率は、10 ポイント減(実質ベース 1.0 ポイント増)の33.5%となりました。

1IFRS®会計基準は、ノバルティスのアルゼンチン子会社に対し、超インフレ経済下での経営であることから、業績連結の目的のため、通期の損益計算書の米ドルへの換算を、当期の期中平均レートではなく決算日の為替レートで行うことを求めています。これに伴い、2023 年1-9 月期および第4 四半期の通貨切り下げの影響を、第4 四半期に計上しています。

コア純利益は、主にコア営業利益の増加により、31 億米ドル(6%増、実質ベース 11%増)となりました。コアEPS は、発行済み株式数の加重平均値の減少が寄与し、1.53 米ドル(10%増、実質ベース 16%増)となりました。
継続事業のフリーキャッシュフローは、営業活動からのキャッシュフロー(純額)の減少に伴い、前年同期の35 億米ドルから21 億米ドル(米ドルベース 38%減)に減少しました。

2023 年通期(1~12 月)

2023 年通期の売上高は、販売量の16 ポイントの伸びが、価格低下による2 ポイントならびにジェネリック医薬品との競合による4 ポイントのマイナス影響に一部相殺され、454 億米ドル(8%増、実質ベース 10%増)となりました。

営業利益は、減損費用の増加と販管費および研究開発費の上昇により一部相殺されるも、売上高の増加と事業再編費の減少、係争関連の収入が主な要因となり、98 億米ドル(23%増、実質ベース 39%増)となりました。

純利益は、主に営業利益の増加と経常外の税率の低下が寄与し、86 億米ドル(42%増、実質ベース 62%増)となりました。1 株当たり純利益(EPS)は、4.13 米ドル(49%増、実質ベース 70%増)でした。

コア営業利益は、売上高の増加が販管費および研究開発費の上昇に一部相殺され、164 億米ドル(11%増、実質ベース 18%増)となりました。コア売上高営業利益率は、0.9 ポイント上昇(実質ベース 2.4 ポイント増)し、36.0%となりました。

コア純利益は、主にコア営業利益の増加により、134 億米ドル(13%増、実質ベース 19%増)となりました。コアEPS は、発行済み株式数の加重平均値の減少が寄与し、6.47 米ドル(18%増、実質ベース 25%増)となりました。

フリーキャッシュフローは、営業活動からのキャッシュフロー(純額)の増加に伴い、前年の121 億米ドルから132 億米ドル(米ドルベース 9%増)に拡大しました。

非継続事業

非継続事業の業績には、株式の分配が行われた2023 年10 月3 日までの独立前のサンドのジェネリック医薬品およびバイオシミラー事業部門、サンドの事業に関連する一部の企業活動、さらに独立に関わる特定の費用が含まれます。また、2023 年通期の非継続事業の業績には、サンド グループAG からノバルティスAG 株主に分配された国際会計基準(IFRS)ベースの非現金非課税収益(純額)約59 億米ドルも含まれています。このIFRS ベースの収益は、主に、その時点でのサンドの資産のIFRS ベースの評価額に対する、ノバルティス株主に分配されたサンドの事業の見積もり評価額の分配負債の超過分に関するものです。株式分配日の10 月3 日以降の2023 年第4 四半期に、業績の計上はありませんでした。前年同期には、四半期全期期の業績が含まれます。

2023 年第4 四半期(10~12 月)

非継続事業の純利益は、サンド グループAG からノバルティスAG 株主に分配されたIFRS ベースの非現金非課税収益(純額)約59 億米ドルの計上があったことから、前年同期の151 百万米ドルに対し、58 億米ドルとなりました。

2023 年通期

非継続事業の売上高は、主に米国以外での成長に牽引され、前年の94 億米ドルから74 億米ドルとなりました。営業利益は、前年の13 億米ドルから265 百万米ドルとなりました。
非継続事業の純利益は、サンド グループAG からノバルティスAG 株主に分配されたIFRS ベースの非現金非課税収益(純額)約59 億米ドルの計上があったことから、前年の906 百万米ドルに対し、63 億米ドルとなりました。

ノバルティス全体

2023 年第4 四半期(10~12 月)

サンド グループAG からノバルティスAG 株主に分配されたIFRS ベースの非現金非課税収益(純額)約59 億米ドルの計上があったことから、ノバルティス全体の純利益は前年同期の15億米ドルから85 億米ドルに、基本EPS は前年同期の0.69 米ドルから4.14 米ドルに増加しました。ノバルティス全体の営業活動からのキャッシュフロー(純額)は25 億米ドル、フリーキャッシュフローは21 億米ドルでした。

2023 年通期(1~12 月)

サンド グループAG からノバルティスAG 株主に分配されたIFRS ベースの非現金非課税収益(純額)約59 億米ドルの計上があったことから、ノバルティス全体の純利益は前年の70 億米ドルから149 億米ドルに、基本EPS は前年の3.19 米ドルから7.15 米ドルに増加しました。
ノバルティス全体の営業活動からのキャッシュフロー(純額)は145 億米ドル、フリーキャッシュフローは132 億米ドルでした。

2023 年第4 四半期の成長の主な原動力

第4 四半期の業績は、以下を含む主な成長製品への継続的なフォーカスに下支えされました(第4 四半期の売上高の伸びに対する貢献順):

エンレスト(売上高:1,635 百万米ドル、実質ベース 26%増)
すべての地域で患者数別シェアが拡大し、力強い成長を継続
Kisqali(売上高:610 百万米ドル、実質ベース 76%増)
HR 陽性HER2 陰性進行性乳がん患者の全生存期間(OS)に関する一貫した効果の認知向上が後押しとなり、すべての地域で大幅な増収に
ケシンプタ(売上高:641 百万米ドル、実質ベース 73%増)
需要拡大と良好なアクセスに牽引され、すべての地域で増収に
コセンティクス(売上高:1,303 百万米ドル、実質ベース 21%増)
前年同期の売上高の低下(米国における収益控除に伴う調整を含む)の影響を受け、米国の売上高(17%増)ならびに米国以外の売上高(実質ベース 26%増)ともに増加
Pluvicto(売上高273 百万米ドル、実質ベース 53%増)
米国で売上高の伸びが継続。生産の制約がなくなり、新規患者への処方拡大に注力
イラリス(売上高:376 百万米ドル、実質ベース 29%増)
すべての地域で増収を達成
レクビオ(売上高:123 百万米ドル、実質ベース 190%増)
患者へのオリエンテーション、アクセスの改善、疾患啓発にフォーカスし、上市活動が継続
セムブリックス(売上高:125 百万米ドル、実質ベース 143%増)
慢性骨髄性白血病(CML)患者における高いアンメットニーズを反映し、上市後の力強い売上高の伸びが続く
ジャカビ(売上高:444 百万米ドル、実質ベース 14%増)
骨髄線維症および真性多血症での力強い需要に牽引され、新興成長市場、欧州ならびに日本で増収を達成
ゾレア(売上高:378 百万米ドル、実質ベース 16%増)
すべての地域で増収を達成
タフィンラー・メキニスト併用療法(売上高:486 百万米ドル、実質ベース 7%増)
主に米国および新興成長市場で増収となる一方、欧州での減収により一部相殺される
レボレード
(米国での製品名:Promacta)
(売上高:563 百万米ドル、実質ベース 4%増)
慢性特発性血小板減少性紫斑病(ITP)適応ならびに重症再生不良性貧血適応での処方拡大があり、主に米国で売上高を伸ばす
Piqray(売上高:131 百万米ドル、実質ベース 18%増)
主に米国で売上高を拡大
ルタテラ(売上高:147 億米ドル、実質ベース 13%増)
需要拡大が寄与し、すべての地域で売上高を伸ばす
新興成長市場 *全体で18%の増収(実質ベース)。前年同期の低迷の影響を受け、中国の売上高が8 億米ドルに拡大(実質ベース 38%増)。通期での中国の売上高は、17%増加(実質ベース)
*米国、カナダ、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く全市場

2023 年 イノベーティブ メディスン 売上高上位20 製品

2023 年
第4 四半期

前年同期比(%)

2023 年
通期

前年比(%)

百万米ドル

米ドル
ベース

実質
ベース

百万米ドル

米ドル
ベース

実質
ベース

エンレスト

1 635

27

26

6 035

30

31

コセンティクス

1 303

21

21

4 980

4

5

レボレード

563

4

4

2 269

9

10

ケシンプタ

641

74

73

2 171

99

99

Kisqali

610

71

76

2 080

69

75

タフィンラー・
メキニスト

486

5

7

1 922

9

11

タシグナ

446

-6

-6

1 848

-4

-3

ジャカビ

444

14

14

1 720

10

12

ルセンティス

301

-24

-25

1 475

-21

-20

ゾレア

378

17

16

1 463

7

9

イラリス

376

25

29

1 355

20

22

サンドスタチン

316

4

5

1 314

6

8

ゾルゲンスマ

286

-7

-4

1 214

-11

-9

Pluvicto

273

53

53

980

262

261

ジレニア

154

-55

-55

925

-54

-54

エックスフォージ
グループ

156

-2

-1

713

-4

-1

エクア グループ

153

-27

-17

692

-19

-11

ディオバン グループ

147

4

6

613

-6

-1

ルタテラ

147

15

13

605

28

28

グリベック

128

-27

-25

561

-25

-22

上位20 製品 合計

8 943

13

14

34 935

10

12

研究開発関連のアップデート ― 第4 四半期の主な進捗

新規承認

Fabhalta
(iptacopan)
治療歴の有無に関わらない発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の成人患者に対する初めての経口単剤療法として、米国で承認される
コセンティクス中等症から重症の化膿性汗腺炎(HS)の成人患者に対する約10 年ぶりの新規バイオ医薬品として、米国で承認される

3 つの適応症(関節症性乾癬、強直性脊椎炎、X 線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎)に対する静注製剤として、米国で承認される

進行中の臨床試験の結果およびその他のハイライト

セムブリックス
(アシミニブ)
初発の慢性期のフィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病(Ph+ CML-CP)患者を対象とした第III 相ASC4FIRST 試験において、イマチニブあるいは医師選択のチロシンキナーゼ阻害薬と比較した場合のセムブリックスの分子遺伝学的大奏効(MMR)率という
主要評価項目を満たし、いずれの比較においても統計学的に有意かつ臨床的に意義のある結果を示す。さらに、セムブリックスは、良好な安全性および忍容性プロファイルを立証。本試験データは、今後の医学学会で発表され、2024 年に各国の規制当局への申請を予定
Ph+ CML- CP 患者を対象とした、第III 相ASCEMBL 試験の約4 年間の追跡期間の中央値において、三次治療としてのボスチニブ比での有効性・安全性・忍容性プロフィールが引き続き支持される。本試験データは、2023 年の米国血液学会(ASH)で発表された
Fabhalta
(iptacopan)

第III 相APPLAUSE-IgAN 試験の中間解析で、IgA 腎症の患者における臨床的に意義があり、統計学的に非常に有意なタンパク尿の減少が示される。本試験は、事前に定めた中間解析(9 カ月後)における主要評価項目を達成し、タンパク尿減少に関するプラセボ比での
優越性と、これまでに報告されている試験データと同等の安全性を立証。ノバルティスは、早期承認に向け、規制当局とともに中間解析データの検討を行う予定;本試験は、投与開始から24 カ月後の最終データの入手まで継続

第III 相APPEAR-C3G 試験は、主要評価項目を達成し、治療開始から6 カ月後の解析におけるタンパク尿の減少に関し、プラセボ比でのiptacopan の優越性を立証するとともに、基礎療法に上乗せした
C3 糸球体症の患者に対する臨床的に意義があり、統計学的に有意なタンパク尿の減少を示す。Iptacopan の安全性プロファイルは、これまでに報告されたデータと同等でした。本試験データは、今後の医学学会で発表予定。本試験は、今後もすべての患者が有効な治療
を6 ケ月間受ける形で継続

第III 相APPLY-PNH 継続試験のデータにおいて、発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の成人患者に対しFabhalta の持続的な効果と長期にわたる安全性が立証される。この試験データでは、患者の大多数が持続的かつ臨床的に意味のあるヘモグロビン値の通常値(≥12g/dL)近くへの上昇、輸血回避、患者報告による疲労感の改善を達成。抗C5 療法からFabhalta に切り替えた患者にも同様の効果が確
認される。治療開始から48 週後の安全性プロファイルは、24 週後のデータと同等。本試験データは、2023 年の米国血液学会(ASH)で発表された

atrasentan第III 相ALIGN 試験は、治療開始から36 週後の中間解析におけるタンパク尿の減少について、プラセボ比でのatrasentan の優越性を立証するという主要評価項目を達成し、支持療法を受けるIgA 腎症の患者における臨床的に意義があり統計学的に非常に有意なタンパク尿の減少が示される。Atrasentan の安全性プロファイルは、これまでに報告されているデータと同等でした。本試験データは、今後の医学学会で発表される予定。本試験は継続中であり、最終データは2026 年に得られる見込み
remibrutinib第III 相REMIX-1 試験およびREMIX-2 試験において、特発性の慢性蕁麻疹(CSU)の患者に対する投与12 週時の週間の蕁麻疹活動性(UAS7)、そう痒(ISS7)および膨疹(HSS7)について、臨床的に意義があり、統計学的に有意なプラセボ比での低下が立証される。投与2 週の早期から症状コントロールが有意に改善され、12 週まで維持される。remibrutinib の忍容性は良好であり、良好な安全性プロファイルが示された。肝機能検査値異常を含めた両試験における全体的な有害事象の発現率は、プラセボ群と同程度。両試験は進行中であり、2024 年に最終解析データ(投与52 週時)が得られ、規制当局に承認申請する予定。本試験データは、2023 年の米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAI)で発表された
Kisqali
(ribociclib)

第III 相NATALEE 試験(追跡期間の中央値33.3 カ月ならびに78.3%の患者がribociclib による治療を終了)の試験実施計画に定められた無浸潤疾患生存期間(iDFS)に関する最終解析において、HR陽性HER2 陰性初期乳がんの幅広い患者における再発リスクの25%の低下が改めて確認され、引き続き規制当局への申請を支持するデータが得られる。

iDFS に関する効果は、主な患者サブグループ間で引き続き一貫しており、全生存期間(OS)を含めた副次的評価項目においても安定し
ている。ribociclib は、ステージII およびステージIII の腫瘍がある患者の再発をそれぞれ30%および24.5%低下させる。安全性プロファイルは、これまでに報告されているデータと同等でした。本試験データは、2023 年のサンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で発表。NATALEE 試験のデータは、2023 年12 月にFDA に提出された

コア疾患領域・テクノロジーに関する早期段階の事業開発

循環器・腎臓・代謝:

  • Chong Kun Dang 社(いくつかの循環器疾患を含め、HDAC6酵素の関与が考えられる疾患に対するリード低分子化合物CKD-510)
  • SanReno 社(低分子ならびにモノクローナル抗体、Atrasentan/Zigakibart の全世界での権利を取得)
  • Argo Biopharma 社(xRNA、非公表のターゲット)


中枢神経:

  • Voyager Therapeutics 社(ハンチントン病および脊髄性筋萎縮
    症の候補治療薬に関する遺伝子療法、戦略的提携、カプシドの
    ライセンス契約)
     

イムノロジー:

  • Calypso 社(様々な自己免疫疾患に対する治療薬としての開発
    が予定される、抗IL-15 モノクローナル抗体のリード化合物
    CALY-002 を含むバイオ医薬品)
     

オンコロジー:

  • Legend Biotech 社(いくつかのがんにおいて高頻度に発現するリガンドであるDLL3 を標的とする細胞療法)

Isomorphic Labs 社 – 次世代AlphaFold モデルを含む、AI 活用による非公表の標的に対する新規低分子治療薬の創出

資本構成および純負債額

事業への投資と強力な資本構成、魅力ある株主還元の適切なバランスを保つことを今後も引き続き優先します。

2023 年通期に、ノバルティスは、スイス証券取引所のセカンド・トレーディングラインを通じて、合計8,750 万株の自己株式を84 億米ドルで買い戻しました。これには、150 億米ドルの自己株式購入(2021 年12 月に発表され、2023 年6 月に終了)の一環としての5,280 万株(49 億米ドル)、ならびに2023 年7 月に発表された最大で150 億米ドルの新たな自己株式購入(計画通り継続中、最大127 億米ドルの資金が残る)の一環としての2,300 万株(23 億米ドル)が含まれます。また、1,170 万株(12 億米ドル)が、社員持ち株制度関連の希釈化影響を軽減する目的で買い戻されました。さらに、160 万株(株式価値1 億米ドル)が、社員から買い戻されました。同じく2023 年通期に、社員持ち株制度関連のオプション権行使ならびに株式受け渡しにより、1,350 万株(株式価値11 億米ドル)が受け渡されました。この結果、発行済み株式総数は、2022 年12 月31 日時点と比べて7,560 万株減少しました。これらの自己株式の取引により、株主資本が74 億米ドル減少するとともに、現金支出(純額)は86 億米ドルとなりました。

2023 年12 月31 日現在の純負債額は、2022 年12 月31 日時点の72 億米ドルから102 億米ドルに増加しました。増加の主な要因は、73 億米ドルの年間配当金の支払いと86 億米ドルの自己株式の取引による現金支出(純額)、M&A および無形資産の取引による現金支出(純額)33 億米ドルが、フリーキャッシュフロー132 億米ドルならびにサンドの独立に関連したノバルティスの純負債額の30 億米ドルの減少によって一部相殺されたことです。

2023 年第4 四半期現在のノバルティスの長期信用格付けは、ムーディーズ投資家サービスがA1、S&P グローバル・レーティングがAA-となっています。

2023 年通期業績予想

不測の出来事を除く;実質ベースの前年比成長率

売上高一桁台半ばの成長率を予想
コア営業利益一桁台後半の成長率を予想

主な前提条件:

  • 上記の業績予想は、米国においてエンレストのジェネリック医薬品が2024 年に上市されないことを前提とする
     

外国為替の影響

2024 年1 月下旬の為替レートが2024 年の残りの期間も継続すると仮定した場合、2024 年通期での為替の影響は、売上高に対してマイナス1 ポイント、コア営業利益に対してマイナス3ポイントとなると予想しています。業績への為替影響の予想は、ノバルティスのウェブサイトで毎月提供されています。

免責事項

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-F をご参照ください。

ノバルティスについて

ノバルティスは、革新的医薬品の研究、開発、製造、販売を行うグローバル製薬企業です。ノバルティスは、患者さん、医療従事者、社会全体と共に病に向き合い、人びとがより充実した健やかな毎日が過ごせるため「医薬の未来を描く (Reimagining Medicine)」ことを追求しています。ノバルティスの医薬品は、世界中で2.5 億人の患者さんに届けられています。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com
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以上