プレスリリース
報道関係各位
この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2021 年4 月27 日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については、英語が優先されます。英語版は、https://www.novartis.comをご参照ください。
- 2021 年第1 四半期の売上高は2%減(実質ベース1、米ドルベース1%増)となり、前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響(約4 億米ドル)を受ける
- 医薬品事業部の売上高は、エンレスト(実質ベース 34%増)、ゾルゲンスマ(実質ベース 81%増)、コセンティクス(実質ベース 11%増)の力強い伸びが続き、前年同期比横ばい(実質ベース 0%、米ドルベース 4%増)。ケシンプタの売上高は50 百万米ドルに到達
- オンコロジー事業部の売上高は、キムリア(実質ベース 55%増)、レボレード(実質ベース 13%増)、Kisqali(実質ベース 19%増)、ジャカビ(実質ベース 8%増)に牽引され、1%増加(実質ベース、米ドルベース 4%増)。Adakveo の売上高は37 百万米ドルに到達
- サンドの売上高は、ジェネリック医薬品が18%の減収(実質ベース)、バイオ医薬品が7%の増収(実質ベース)を示し、13%減少(実質ベース、米ドルベース 9%減)
- COVID-19 による需要への主なマイナス影響:皮膚科領域、眼科領域、乳がん治療薬、サンドのジェネリック医薬品、感染症治療薬
- 前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いたノバルティス推定の業績:第1 四半期のノバルティスグループ全体の売上高は1%増(実質ベース、米ドルベース4%増)、イノベーティブメディスンの売上高は3%増(実質ベース、米ドルベース7%増)2
- コア営業利益1 は8%減(実質ベース、米ドルベース5%減)となり、サンドの減収(実質ベース35%減)が主に影響。前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いたノバルティス推定のコア営業利益は1%減(実質ベース、米ドルベース2%増)となり、そのうちイノベーティブメディスンのコア営業利益は6%増(実質ベース、米ドルベース9%増)を示す2
- 営業利益は14%減(実質ベース、米ドルベース12%減)となり、サンドでの価格低下に伴う粗利益率の減少ならびに生産部門の再編が主に影響
- 純利益は7%減(実質ベース、米ドルベース5%減)となり、営業利益の減少が主に影響
- フリーキャッシュフロー2 は16 億米ドルに減少し、BeiGene 社からのtislelizumab
のライセンス取得に伴う650 百万米ドルの前払い金支払いが主に影響 - イノベーションにおける主なマイルストーン:
- エンレストの慢性心不全適応に関する効能拡大(HFpEF を含める)がFDA に承認される
- 177Lu-PSMA-617 の第III 相VISION 試験が、前立腺がん患者に対する2 つの主要評価項目をいずれも達成
- Tislelizumab の取得に関するBeiGene 社との交渉が合意に至る。第III 相臨床試験で食道がんならびに非小細胞肺がんの患者に対する肯定的な結果が得られる
- Iptacopan のIgA 腎症適応に関する第IIb 相臨床試験が主要評価項目を達成し、第III 相臨床試験の開始が可能に
- ESG 関連の取り組みを引き続き加速:Access to Medicines Index ならびにSustainalytics で上位のランキングを維持
ノバルティス グループの2021年通期業績予想3を確認 - サンドの売上の減少率は一桁台前半から半ばになる見通しに修正
2021 年4 月27 日、スイス・バーゼル発 ― ノバルティスCEO のヴァス・ナラシンハンは、2021 年第1 四半期の業績について次のようにコメントしています。「ノバルティスは、エンレスト、コセンティクス、オンコロジーの成長製品ならびにゾルゲンスマが二桁増収を達成するなど、成長製品および新製品の上市において力強い勢いを継続しました。サンドの第1 四半期の業績は厳しい状況でしたが、今後、短期間で安定に向かうと考えています。また、エンレストの慢性心不全に関するすべての効能に対する米国での承認や、前立腺がん患者への放射線リガンド療法に関する肯定的な試験データの入手など、ノバルティスの画期的医薬品の幅広いパイプラインが引き続き前進を示しました。ノバルティスの社会との信頼構築に関する取り組みの前進は、Access to MedicinesIndex およびSustainalytics での上位ランキングによって認められました。ノバルティスは、業界をリードするパイプラインの前進ならびに成長の見通しの達成に関して、引き続き自信を持っています」
主要数値2
第1四半期(1~3月)
| 2021年 | 2020年 | 前年同期比 | |
| 百万 米ドル | 百万 米ドル | 米ドル ベース | 実質 ベース | |
| 売上高 | 12 411 | 12 283 | 1 | -2 |
| 営業利益 | 2 415 | 2 744 | -12 | -14 |
| 純利益 | 2 059 | 2 173 | -5 | -7 |
| 1株当たり純利益(EPS) | (米ドル) | (米ドル) |
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0.91 | 0.96 | -5 | -6 | |
| フリーキャッシュフロー | 1 597 | 2 021 | -21 |
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| コアベース |
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| 営業利益 | 3 957 | 4 177 | -5 | -8 |
| 純利益 | 3 413 | 3 549 | -4 | -6 |
| 1株当たり純利益(EPS) | (米ドル) | (米ドル) |
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1.52 | 1.56 | 3 | -5 | |
- 実質ベースの数値、コアベースの業績ならびにフリーキャッシュフローは、国際会計基準(IFRS)に準拠していません。IFRS に準拠していない数値の説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の36 ページに記載されています。本リリースに掲載される成長率は、特に記載される場合を除き、すべて前年同期に対するものです。
- 前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いた成長率は、IFRS に準拠した数値ではありません。この数値に関する説明は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)の44 ページに掲載されています。
- 処方のダイナミクスを含めた全世界の医療システムが2021 年半ばまでに通常に戻ると引き続き想定していることを含めた、業績予想の前提条件に関するガイダンスの詳細は、7 ページ(英文オリジナル版プレスリリース)をご覧下さい。さらに、ノバルティスは、米国においてジレニアおよびサンドスタチンLAR のジェネリック医薬品が2021 年に上市されないと想定しています。
COVID-19 関連の最新状況
COVID-19 に関わる状況は日々変化しており、ノバルティスが事業を行っている数多くの地域で異なる経過を示しています。ノバルティスは、パンデミックへの取り組みに役立つ強力な施策を引き続き展開しています。社員および患者さんの健康と安全が、ノバルティスにとって最も重要で懸念すべき事項です。引き続きいくつかの地域でCOVID-19 によるロックダウンおよび混乱が起こっており、皮膚科、眼科、乳がん治療薬、サンドのジェネリック医薬品ならびに感染症治療薬などの特定の領域においては、需要にマイナスの影響を及ぼしました。サンドに関しては、COVID-19 の影響により、インフルエンザの感染が歴史的な低水準となり、ジェネリック医薬品の需要が低迷しました。現在のところ、医薬品の開発業務に関する混乱は、管理可能な範囲に留まっており(詳細は、要約版業績報告書(英文オリジナル版)のInnovationReview Section をご覧下さい)、私たちの一連のデジタル技術により臨床試験ポートフォリオの積極的な管理や迅速な混乱軽減が可能となっています。ノバルティスの事業は引き続き安定しており、現金の回収も変わらず通常の取引条件に沿ったものであり、売掛金回収期間も通常のレベルを維持しています。ノバルティスは、金融債務の返済能力を備えており、通常の事業活動を支えるのに必要な流動性を十分に確保しています。
ノバルティスは、Melecular Partnersと共に、抗ウイルス薬となりうるDARPin®技術を用いた2つの抗ウイルス薬候補であるensovibep(MP0420)およびMP0423の開発・生産・販売に共同で取り組んでいます。これらの化合物は、より強力な抗ウイルス作用を狙い、SARS-CoV-2ウイルスの複数の場所を同時に標的とするようデザインされており、予防薬および治療薬の両方の用途での使用が可能となることを目指しています。さらに、ノバルティスは、COVID-19のワクチンおよび治療薬への世界的な需要に応えるための業界としての取り組みに参加しました。ノバルティスは、自社の生産規模および能力を活用し、2021年第2四半期に生産開始が予定されるファイザーとBioNTech社のワクチン(Comirnaty TM)の生産をサポートするイニシャル契約にサインしました。また、ノバルティスは、CureVac社のワクチン候補であるCVnCoVのmRNAならびに原末の生産に関するイニシャル契約にもサインし、2021年に5,000万回分、2022年に最大で2億回分のワクチンの生産を行う計画です。
財務業績
2021 年第1 四半期(1~3 月)の業績
2021 年第1 四半期の売上高は、販売量が3 ポイントの伸びを示すも、価格低下による2ポイントならびにジェネリック医薬品との競合による3 ポイントのマイナス影響があり、124 億米ドル(1%増、実質ベース2%減)となりました。前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いたノバルティス推定の第1 四半期の売上高は、1%の伸び(実質ベース、米ドルベース 4%増)を示しました。
営業利益は、サンドでの価格低下に伴う粗利益率の減少ならびに生産部門の再編、減損費用の増加によるマイナス影響が、訴訟費用の減少により一部相殺されたことが主な要因となり、24 億米ドル(12%減、実質ベース 14%減)となりました。純利益は、主に営業利益の減少により、21 億米ドル(5%減、実質ベース 7%減)となりました。1 株当たり純利益(EPS)は0.91 米ドル(5%減、実質ベース 6%減)となり、発行済み平均株式数の加重平均値の減少により、純利益よりも低い減益率となりました。コア営業利益は、主にサンドのコア営業利益の減少(実質ベース 35%減)により、40億米ドル(5%減、実質ベース 8%減)となりました。コア売上高営業利益率は、2.1 ポイント減(実質ベース 1.8 ポイント減)の31.9%でした。前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いたノバルティス推定のコア営業利益は、1%の減少(実質ベース、米ドルベース 2%増)となりました。
コア純利益は、コア営業利益の減少が主な要因となり、34 億米ドル(4%減、実質ベース6%減)となりました。コアEPS は1.52 米ドル(3%減、実質ベース 5%減)となり、発行済み平均株式数の加重平均値の減少により、純利益よりも低い減益率となりました。営業活動からのキャッシュフローは、21 億米ドルでした。フリーキャッシュフローは、前年同期の20 億米ドルから16 億米ドル(21%減)に減少しました。これは、主にBeiGene 社からのtislelizumab のライセンス取得に関わる650 百万米ドルの前払い金の支払いと非現金項目調整後の営業利益の減少が、運転資本のプラスの変動により一部相殺されたことによるものです。
イノベーティブ メディスンの売上高は、販売量の増加による4 ポイントの貢献とジェネリック医薬品との競合による4 ポイントのマイナス影響があり、101 億米ドル(4%増、実質ベース 0%)となりました。売上高の伸びに対する価格の影響(純額)は、ほとんどありませんでした。医薬品事業部の売上高は、エンレスト(実質ベース 34%増)、ゾルゲンスマ(実質ベース 81%増)、コセンティクス(実質ベース 11%増)が大幅な増収を継続したものの、エスタブリッシュド医薬品および眼科用医薬品のマチュア製品の減収により相殺され、横ばい(実質ベース 0%)となりました。オンコロジー事業部の売上高は、キムリア(実質ベース 55%増)、レボレード(実質ベース 13%増)、Kisqali(実質ベース 19%増)、ジャカビ(実質ベース 8%増)での好調が、主にグリベック、アフィニトール、エクジェイドでのジェネリック医薬品との競合の影響により一部相殺され、1%の伸び(実質ベース)となりました。イノベーティブ メディスンの売上高は、COVID-19 の流行によるマイナス影響(主に皮膚科、眼科、乳がん治療薬)ならびに前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を受けました。前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いたノバルティス推定のイノベーティブ メディスンの第1 四半期の売上高は、3%の伸び(実質ベース、米ドルベース 7%増)を示しました。
サンドの売上高は、主に競争激化に伴う価格低下による10 ポイントのマイナス影響と、前年同期に発生した契約外の売上高が影響し、23 億米ドル(9%減、実質ベース 13%減)となりました。前年同期のCOVID-19 関連の先買いと、インフルエンザ感染率が歴史的低水準となりジェネリック医薬品の需要が低迷したことで、バイオ医薬品の増収が一部相殺され、販売量も3 ポイント低下しました。前年同期のCOVID-19 関連の先買いの影響を除いたノバルティス推定のサンドの第1 四半期の売上高は、9%の減少(実質ベース、米ドルベース 5%減)となりました。
2021 年第1 四半期の成長の主な原動力
第1 四半期の業績は、以下を含む成長の主な原動力への継続的なフォーカスに下支えされました:
| エンレスト | (売上高:789 百万米ドル、実質ベース 34%増) 心不全患者に対する必須第一選択薬としての需要に支えられ、持続的な高成長と全市場での患者数別シェアの拡大を達成 |
| ゾルゲンスマ | (売上高:319 百万米ドル、実質ベース 81%増) 欧州および新興成長市場での伸びと販売地域の拡大に支えられ、力強い第1 四半期の業績を達成 |
| コセンティクス | (売上高:11 億米ドル、実質ベース 11%増) 米国での保険適用範囲の変更とCOVID-19 による新規患者数へのマイナス影響があったものの、すべての適応で成長を継続 |
| キムリア | (売上高:151 百万米ドル、実質ベース 55%増) すべての地域で大幅な増収を達成。資格要件を満たす医療機関の数は28 カ国の300 以上に上り、医療保険でのカバー率が引き続き上昇 |
| レボレード (米国での製品名: Promacta) | (売上高:463 百万米ドル、実質ベース 13%増) 慢性免疫性血小板減少性紫斑病での処方拡大と米国における重症再生不良性貧血の一次治療薬としての適応に牽引され、すべての地域で増収に |
| ケシンプタ | (売上高:50 百万米ドル) 上市後の売上高の伸びとfree to paid scripts からの変更が予想よりも速く進んでいることが後押しとなり、2020 年第4 四半期の収益調整金が9 百万米ドルに |
| イラリス | (売上高:256 百万米ドル、実質ベース 20%増) すべての地域で販売量が二桁の伸びを示す |
| Kisqali | (売上高:195 百万米ドル、実質ベース 19%増) 全生存期間に関する肯定的な試験データに後押しされ、欧州および新興成長市場で堅調な伸びを継続 |
| ジャカビ | (売上高:363 百万米ドル、実質ベース 8%増) 骨髄線維症適応および真性多血症適応での力強い需要に支えられ、ほとんどの市場で増収に |
| メーゼント | (売上高:55 百万米ドル、実質ベース 80%増) 増悪の兆候を示す患者の重要なアンメットニーズに応える薬剤であることが強みとなり、引き続き伸長 |
| Adakveo | (売上高:37 百万米ドル、実質ベース 148%増) 約800 の顧客がこれまでにAdakveo を購入しており、米国での上市が引き続き順調に進む |
| Xiidra | (売上高:108 百万米ドル、実質ベース 20%増) 診断後の患者におけるブランド認知度向上に伴う需要拡大に牽引され、第1 四半期に米国における総処方箋枚数(TRx)別シェアを拡大 |
| タフィンラー・メキ ニスト 併用療法 | (売上高:393 百万米ドル、実質ベース 4%増) 悪性黒色腫の術後補助療法としての適応ならびに非小細胞肺がん(NSCLC)適応での需要が継続;COVID-19 による影響継続を受け、緩やかな成長に |
| ゾレア | (335 百万米ドル、実質ベース 3%増) 慢性特発性蕁麻疹適応が主に牽引し、引き続き増収に |
| バイオ医薬品 | (売上高:511 百万米ドル、実質ベース 7%増) 欧州での販売が成長を牽引 |
| 新興成長市場* | 中国(実質ベース11%増の744 百万米ドル)が力強い伸びを示し、全体で3%の増収(実質ベース)に *米国、カナダ、西欧諸国、日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く全市場 |
研究開発関連のアップデート ― 第1 四半期の主な進捗
新規承認
| エンレスト | FDA は、PARAGON-HF 試験およびそのほかの臨床試験で得られたエビデンスに基づき、左室駆出率(LVEF)が正常より低下した慢性心不全患者への適応拡大を承認。エンレストは、左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)への適応ならびに左室駆出率が保たれた心不全(HFpEF)の大半の患者への適応が認められた初めての治療薬。 |
| ケシンプタ | 再発型多発性硬化症(RMS)の治療薬として欧州医薬品庁(EMA)の承認を取得。今回の承認は、対照薬(teriflunomide)比で、年間再発率の60%近い低下ならびに3 カ月間持続する障害進行の相対リスクの30%以上の低下が立証された2 つの第III 相ASCLEPIOS 試験の結果に基づく。ケシンプタは、再発型多発性硬化症の患者に対する、有効性が高く、自己注射が可能な、B 細胞を標的とする、初めてかつ唯一の治療法。ケシンプタは、日本でも承認。 |
| コセンティクス | 乾癬性関節炎( PsA ) の体軸関節病変に関する第IIIb 相MAXIMISE 試験のデータを追加する添付文書の改訂が、EU で承認される。MAXIMISE 試験では、コセンティクスによる治療により、PsA に伴う体軸関節病変の兆候および症状が早くて4 週目に改善し、最長で52 週目まで効果が継続するとともに、一貫して良好な安全性プロフィールを示すことが立証された。コセンティクスは、専用の臨床試験においてPsA の6 つの主要症状すべてへの効果が立証された初めての生物学的製剤であり、PsA に伴う体軸関節病変を迅速かつ持続的に緩和する効果が示された唯一の生物学的製剤。 |
承認審査関連の最新情報
| アシミニブ (ABL001) | FDA が以下の疾患に対するBreakthrough Therapy(BTD;画期
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| アルペリシブ (BYL719) | 欧州委員会は、アルペリシブをPIK3CA 遺伝子関連過成長スペクトラムの治療のための希少疾病用医薬品に指定 |
進行中の臨床試験の結果およびその他のハイライト
| 177Lu-PSMA-617 | 第III 相VISION 試験が、PSMA 陽性転移性去勢抵抗性前立腺がん患者に対する全生存期間(OS)ならびに画像上の無増悪生存期間(rPFS)の改善の2 つの主要評価項目をいずれも達成。試験データは今後の医学学会で発表予定であり、米国・EU で2021年に申請される見込み。 |
| Iptacopan (LNP023) | 原発性IgA 腎症の患者を対象とした第II 相臨床試験が、有効性および安全性を確認するとともに、主要評価項目を達成し、第III 相臨床試験の開始をサポート。試験データは、今後の医学学会で発表予定。 発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)患者へのアドオン療法としての初期の第II 相臨床試験の結果をLancet Haematology に掲載。第III 相臨床試験が進行中。 |
| カナキヌマブ (ACZ885) | カナキヌマブと化学療法薬ドセタキセルとの併用効果を調べる第III 相CANOPY-2 試験は、前治療の間またはその後にがんが進行した進行性または転移性非小細胞肺がん患者の全生存期間に関する主要評価項目を未達。カナキヌマブの非小細胞肺がん患者に対する一次治療ならびに術後補助療法に関する2 つの第III 相臨床試験は今後も継続。 |
| Tislelizumab | Tislelizumab の北米・欧州・日本での開発および販売に関するBeiGene 社からのライセンス取得が完了。1 月、BeiGene 社は、前治療を受けた切除不能な進行性または転移性の食道扁平上皮がんの患者を対象とした第III 相臨床試験の肯定的な結果を発表。4 月には、前治療を受けた局所進行性または転移性の非小細胞肺がんの患者を対象とした第III 相RATIONALE 303 試験のデータを発表。この臨床試験は、主要評価項目を達成し、Tislelizumab がPD-L1 の状態にかかわらず、すべての症例で全生存期間の有意な延長を示す。 |
| エンレスト | 現在の標準治療薬であるラミプリルとの直接比較において、エンレストが一貫してより優れた数値的な傾向を示したものの、第III 相PARADISE-MI 試験は、急性心筋梗塞後の心血管死のリスクならびに心不全イベントの抑制という主要複合評価項目を未達。エンレストの安全性プロフィールは確認済み。ノバルティスは試験データの評価を継続。主要な試験結果は米国心臓病学会の第70 回年次会議で発表される予定。 |
| コセンティクス | 第III 相臨床試験において、若年性特発性関節炎(JIA)の2 つのサブタイプである若年性乾癬性関節炎および腱付着部炎関連関節炎の小児患者に対する主要評価項目を達成。コセンティクスは、プラセボと比べて、増悪(症状の悪化)に至る期間を有意に延長。また、12 週目から104 週目にかけて、コセンティクス投与群ではプラセボ投与群と比べて、より多くの患者がACRPedi 30 およびACR Pedi 70 の反応を達成・持続するなど、効果の持続も立証。 |
| ゾルゲンスマ | 2021 年筋ジストロフィー協会ならびに米国神経学会議で発表された試験データにおいて、早期使用による年齢相応の発達(SPR1NT)と、生後6 カ月以上の幼児への実臨床下での効果(RESTORE)、6 歳までのSMA の小児における治療後5 年間以上にわたる効果の持続(2 つの長期追跡試験)が立証。 |
資本構成および純負債額
事業への投資と強力な資本構成、魅力ある株主還元の適切なバランスを保つことは、今後も引き続き優先されます。
2021 年第1 四半期、ノバルティスは、2020 年11 月に発表した最大で25 億米ドルの自己株式購入プログラムの一環として、スイス証券取引所のセカンド・トレーディングラインにおいて、1,960 万株の自己株式を18 億米ドルで買い戻しました。第1 四半期のこれらの取引により、これまでに合わせて2,760 万株、25 億米ドル分の自己株式が買い戻され、今回の自己株式購入プログラムは終了しました。さらに、140 万株(株式価値1 億米ドル)が社員から買い戻されました。同じく2021 年第1 四半期に、社員持ち株制度関連のオプション権行使ならびに株式受け渡しにより、930 万株(株式価値2 億米ドル)が受け渡されました。ノバルティスは、社員持ち株制度による希釈化の影響を今年の残りの期間で相殺したいと考えています。この結果、発行済み株式総数は、2020 年12 月31 日時点と比べて1,170 万株減少しました。これらの自己株式の取引により、株主資本が17 億米ドル減少するとともに、現金支出(純額)は19 億米ドルとなりました。ノバルティスは、2021 年第1 四半期に、2017 年3 月に発行した12.5 億ユーロ分のゼロクーポン債を、満期に伴い償還しました。2021 年3 月31 日現在の純負債額は、2020 年12 月31 日時点の245 億米ドルから318億米ドルに増加しました。純負債額の増加は、74 億米ドルの年間配当金の支払い、19 億米ドルの自己株式の取引による現金支出(純額)が、2021 年第1 四半期のフリーキャッシュフローの16 億米ドルにより一部相殺されたことが主な要因です。2021 年第1 四半期、ノバルティス グループでは、COVID-19 の状況に関連した流動性またはキャッシュフローに関する混乱は見られませんでした。私たちは、ノバルティスが金融債務の返済能力を備えており、通常の事業活動をサポートするだけの十分な流動性を確保していると考えています。2021 年第1 四半期現在のノバルティスの長期信用格付けは、ムーディーズ投資家サービスがA1、S&P グローバル・レーティングがAA-となっています。
ESG 関連のアップデート
ESG 関連の取り組みが引き続き加速しており、このことは第三者格付け機関による評価の高まりにも表れています。ノバルティスは、Sustainalytics で1 位の格付けを維持し、その中のリスク・スコアが“中リスク”から“低リスク”に改善したほか、Access to Medicines Index でも引き続き2 位の格付けを獲得しました。先日、ノバルティスは、環境面での持続可能性にコミットする事業が集結する世界的な取り組み(EV100 およびRE100)に参加しました。さらに、私たちは、先日発表されたBloomberg Gender-Equalityの指標において、当社のダイバーシティー&インクルージョンへの取り組みが評価されたことを誇りに思っています。
2021 年通期業績予想
不測の出来事を除く
| 売上高 | 一桁台前半から半ばの成長率(実質ベース)を予想
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| コア営業利益 | 売上高の伸びを上回る一桁台半ばの成長率(実質ベース)を予想
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この業績予想は、処方のダイナミクスを含めた全世界の医療システムが2021 年半ばまで通常に戻るとのノバルティスの想定を前提としています。さらに、ノバルティスは、米国においてジレニアおよびサンドスタチンLAR のジェネリック医薬品が2021 年に上市されないと想定しています。
外国為替の影響
2021 年4 月下旬の為替レートが2021 年の残りの期間も継続すると仮定した場合、2021年通期での為替の影響は、売上高に対しプラス2~3 ポイント、コア営業利益に対しプラス3 ポイントとなると予想しています。業績に対する為替影響の予想は、ノバルティスのウェブサイトで毎月提供されています。
免責事項
本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了承ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-F をご参照ください。
ノバルティスについて
ノバルティスは、より充実したすこやかな毎日のために、これからの医薬品と医療の未来を描いています。私たちは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーとして、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っており、新薬開発のために、常に世界トップクラスの研究開発費を投資しています。ノバルティスの製品は、世界中の8 億人以上の患者さんに届けられています。また、私たちは、ノバルティスの最新の治療法に多くの人がアクセスできるように革新的な方法を追求しています。約11 万人の社員が世界中のノバルティスで働いており、その国籍は140 カ国以上におよびます。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com
以上