4月3日の弊社記者会見におきまして、ノバルティス ファーマ(スイス)本社社長のデビッド・エプスタインは、「ノバルティス ファーマ日本法人のカルチャーの変革が必要であり、日本の社員が患者さんを最優先に考えるべきである」と指摘しました。エプスタインが会見で実際にコメントしたのは次の通りです。

「私自身がノバルティスファーマ日本法人の社員と話をし、また、他の国の社員が言う事とどう違うかと考えてみますと、日本の社員にはとある傾向があるように思います。つまり、日本人社員は先生方を優先しがちであるということです。一方、海外のノバルティス ファーマの社員は患者さんを優先するという傾向があります。そこで日本法人のカルチャーを変えていくには、絶対に患者さん優先でやって行かなければなりません。もちろん、医療施設、あるいは政府、先生方を軽視してもよいというわけではありません。私たちが行っていること、私たちが守ろうとしているもの、私たちが全世界で改善しようとしている命は、すべてが患者さんのためなのです。私たちは患者さんを優先することでスタートし、信頼を回復し、尊敬しなければなりません。それができなければ我々の仕事も成り立たなくなります。」

なお、エプスタインのコメントにある「私たちが行っていること、私たちが守ろうとしているもの、私たちが全世界で改善しようとしている命は、すべてが患者さんのためである」の部分に関しましては、当然のことではありますが、医療従事者の皆さまのご理解とご協力なしで達成することは決してできません。何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


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