この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が 2021年10月21日(現地時間)に発表したプレスリリースを日本語に翻訳・要約したもので、報道関係者の皆様に対する参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については英語が優先されます。英語版は https://www.novartis.com をご参照ください。
- ノバルティスは、スロベニア・リュブリャナにあるノバルティス・テクニカル・オペレーションズの最先端設備を活用し、2022年に少なくとも2,400万回分のmRNAワクチンを無菌状態でバイアルに充填する予定
- ノバルティスが所有するスイス・シュタイン工場にて2021年に5,000万回分以上のワクチンを充填および最終製剤化するという前回の供給契約に続く契約
2021年10月21日、スイス・バーゼル発― ノバルティスは自社の生産設備および能力を新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)対応に活かすため、ファイザー社とビオンテック社が開発したCOVID-19ワクチンの充填および最終製剤化の支援を拡大する初期契約を締結したことを発表しました。この契約に基づき、ノバルティスはスロベニア・リュブリャナにあるノバルティス・テクニカル・オペレーションズの無菌生産設備を活用し、2022年に少なくとも2,400万回分のワクチンを充填します。
ノバルティスは今回の契約に基づき、ビオンテック社からバルク原料としてmRNAの有効成分を受け取り、無菌状態でバイアルに充填後に返送し、ビオンテック社が世界中の医療関係者に配布します。最終契約の締結をもって、ノバルティスは生産拠点をシュタインからリュブリャナに移し、2022年上期に充填および最終製剤化を開始する予定です。リュブリャナの施設は最先端の無菌充填設備を有し、傘下のサンド社向けに様々な無菌製剤を生産・供給しています。
今回の新たな契約は今年初めに締結された最初の契約に続くものです。ノバルティスは欧州連合(EU)の医薬品規制当局である欧州医薬品庁(EMA)の承認を受け、6月よりスイス・シュタイン工場にて、ビオンテック社向け充填および最終製剤化を開始しています。
ノバルティスは、mRNAの生産など様々な技術を含む生産活動を引き受けるため、世界水準の生産設備を他社に提供し続けています。詳細については、協議が完了次第お知らせします。
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