2015年4月9日(木)都内にて、第13回目の「コンプライアンス・アドバイザリーボード~再発防止に向けて~」が開催され、以下のような議論が行われました。

1.前回会議以降の状況について会社側からの説明


事務局より以下の報告を行った。

  • 有害事象報告遅延および業務停止命令について
  1. 有害事象報告遅延問題について、当局への結果報告を完了したこと、添付文書の改訂や追加の安全対策は不要であるとの結論に達したことを報告した
  2. 2月27日付で受領した業務停止命令の内容およびその命令に対する当社の対応および結果について説明がなされた
  3. コッシャ社長から、業務停止処分を全社員が真摯に受け止め、反省し振り返る機会になったことに加え、互いにコミュニケーションを深めることができ有意義な機会になったとのコメントがあった。
  • 研究助成について

​2014年度研究助成の審査の結果、および手続き等の反省点などについて報告がなされた。

新しいプロセスで研究助成を実施できたが、改善するべき点も多く、次回の募集に向けて改善をしていく旨の説明があった。​

​2.コンプライアンスの取り組みについて


会社側からコンプライアンスの取り組みについて報告がなされた。その中で、「営業部門と医療関係者との交流」「医療関係者、患者、患者団体とのイベント」および「卸売業者」の3つを特に重要なリスク分野として取り組んでいることが説明された。委員からは、リスクを事前に予知して未然に防ぐ努力が必要であり、今後より具体的な取り組みを検討するようとの指摘があった。

3.コミュニケーションについて


会社側から信頼回復に向けての社内外コミュニケーションに関する説明を行った。

  • 社内コミュニケーションについて
    社員のエンゲージメントを高める観点からタウンホールミーティング等社内コミュニケーションの取り組みについて報告を行った
  • 対外コミュニケーションについて
    対外コミュニケーションの取り組みおよび信頼回復に向けての広報活動戦略・計画案について報告がなされた。その中で、社長記者会見を6月上旬に実施することについて討議し委員から前向きな助言があった。​

次回委員会は2015年7月上旬に行う。

以上


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