ノバルティスは、東京大学医学部附属病院に事務局を置く研究会組織であるTokyo CML Conference(TCC)が実施した医師主導臨床研究に日本法人の社員が関与した疑念が生じたことを受け、本年2月、外部有識者からなる調査委員会に調査を委託しました。本調査委員会は、田辺総合法律事務所 原田 國男氏、大澤孝征法律事務所 大澤 孝征氏、近藤社会保障法律事務所 近藤 純五郎氏から構成されています。

調査委員会は調査を終了し調査報告書を発表しました。現時点では同報告書の概要を把握した段階ですが、日本法人社員による患者様の個人情報取得や証拠文書破棄の可能性がある点を非常に重く受け止めております。このような行動はノバルティスの行動規範に違反するものです。調査委員会の報告書を詳しく検討し、倫理に反する行動を取った社員に対して、今後、必要な措置を取っていく所存です。

ノバルティスを代表して、原田様、大澤様、近藤様には詳細な調査を行い、厳格な提言をいただいたことに感謝の意を表明いたします。ノバルティス社員による医師主導臨床研究に対する基本姿勢を改善し、今後の不適切な行為を防止するために、調査結果と調査委員会の提言を役立てたいと思っております。

[注: ノバルティスは4月3日午後1時半より開催する記者会見の場で、調査委員会の報告に対する見解を述べる予定です。]


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